歯医者のつぶやき
2015/08/31
老後も安心、歯の健康に投資を!
先日、知人の定年退職を祝いました。とは言っても60歳の彼はまだまだ活力があり、若さも十分、そして博学で有能です。是非とも隠居などせずに、これまでに得た経験や知恵を有効に活用して頂きたいものです。
さて、日本が世界有数の長寿国であることは、みなさんご存知のことです。人生50年と言われていたのはもう遠い過去の話。平均余命とは、ある年齢の人々が、その後何年生きられるかという期待値のことですが、厚生労働省の平均余命表で調べると、なんと60歳の男性は平均余命22.84年、女性は28.37年。これはあくまで平均の数値。調べてみると男性の4人に1人は90歳、女性は95歳まで生きると言われているようです。この数値には驚きです。長い長い老後の生活をみなさんはどう過ごしますか?
一方、心配となるのは定年後の生活資金。一般的には定年後の収入はダウンします。この長い期間をうまく乗り切らなければなりません。雑誌やテレビでも生活資金がショートしないための工夫の紹介をよく目にするようになりました。
そこで、歯医者からもアドバイスです。声を大にして言いたいのですが、それは「歯の健康に投資をすることは極めてメリットが大きいですよ!」ということです。
口腔の状態と医療費の関係を検討した報告が多くなされています。そこでの発見の一つは、歯を20 本以上保有している者は保有していない者に比べて、医科の医療費が低い傾向が見られる、ということです。
医食同源と言いますが、健康を支える食は健康な歯があってのことを証明するかのような結果です。また、食は栄養補給というだけではない楽しみを我々に与えてくれます。さらに、噛み合わせ(咬合支持)の状態と全身の平衡機能や転倒防止の関連を示唆する報告もあがってきています。
つまり、口腔の健康を保つと
・より長く健康で元気にいられます。
・食の楽しみをいつまでも続けられます。旅行先でもグルメは欠かせません。
・食は家族や友人との団欒の場です。いつまでも楽しく過ごせそうです。
・医療費という支出を少なくできそうです。
口腔の健康は老後の生活を充実させるためのキーの一つであることは確かです。特に最後の項目は、みんなが実践すれば国の財政を圧迫する医療費の削減にも寄与できます。
さあみなさん、今日から歯を大切にする習慣をはじめませんか。























