歯医者のつぶやき
2016/08/29
「磨いている」と「磨けている」の違いはどこにあるか?
8月も、もうおわりですね。
宿題に追われている小中学生のいるご家庭が多いのではないでしょうか?
我が家の息子も自由研究と読書感想文という大物を2つも、いまだ抱えています。
さて、歯磨きの話題。
この夏も多くのお子様がお母さんに連れられ検診に来てくれました。
小1,2年生ごろからお母さんの仕上げ磨きがなくなりはじめるようです。
子供は、お母さんに言われ、一応歯磨きタイムを毎日つくっているようです。
しかし残念なことに「磨いた」んだけど「磨けていない」ことって、よくあります。
子供に限らず、大人にもよくあることです。
では、私達歯科医や歯科衛生士は、どこを見て「磨けている」と判断するのか?

丸印で示した、歯と歯茎の境目や歯の隙間に注目しています!
歯の根元って、意識的にハブラシを当てないと磨けないんです。
また、歯の隙間はハブラシだけでは磨ききれません。
糸ようじ、もしくはデンタルフロス、歯間ブラシが必要になります。
なにげなく歯ブラシを口の中で動かしているだけでは、一番磨きたいところは磨けず、歯の中央から先端付近だけがなんとなく磨けて歯磨きタイムは終わってしまいます。
また、歯茎の状態も見ています。
具体的には色と形です。
来院前に一生懸命にきれいに磨いてきてくださるのは、とても好感がもてます。
しかし、もし歯肉が赤く炎症を起こしているなら、普段はあまり磨けていないと
想像します。
いちょう通り歯科医院は地域の皆様の「お口の相談所」でありたいと考えています。
なんだか変かな?歯磨きの仕方、あっているのかな?
など、ちょっとした気になることでも、どうぞご相談にいらしてくださいね。
最後に先日あった話です。
「白い詰め物がとれたようだ」ということで来院されたAさん。
仰っている上の奥歯を診査してみても、詰め物がとれた形跡はありません。
ただ、こういう状態でした。
左から3本目の歯の根元に灰白色の塊がへばりついています。
左から2本目の歯の根元は点々と茶色いものがついてざらついています。
その根元の歯肉は真っ赤に炎症を起こしています。
恐らく、2本目の歯の根元にも3本目と同様に白っぽい塊がついていて、それが
ゴロッとはがれたのでしょう。
この塊が「歯石」です。
磨き残していた歯垢が唾液中のカルシウムなどと結びつき固まった姿です。
せっかくの歯磨きタイム。
大人も子供も「磨けている」歯磨きを目指しましょう。























