歯医者のつぶやき
2017/06/16
歯の色、くすんでいませんか?
品川区小山旗の台、目黒区洗足大田区北千束エリアの皆様こんにちは。
いちょう通り歯科医院の岡本裕美です。
笑顔の口元からこぼれるような白い歯。
高価なアクセサリーに匹敵する、もしくはそれ以上に美しく輝いて見えますよね。
しかし「白い歯」と言っても、ピアノの鍵盤のごとく真っ白な歯は、かえって不自然です。
日本人の天然歯は若干黄色味をおびたアイボリーです。
そして大人の歯は、子供の乳歯よりも、やや黄色いものです。
時々、テレビを見ながら、真っ白な歯をしたタレントさんの口元がきになってしまします。
敢えてこの白さなのか、望まずしてこの白さになってしまってのか・・・。
知る由もありません。
それはさておき、自然な、アイボリーな白さの歯も、様々な理由で変色して見えることがあります。
①外側からの変色
②内側からの変色
ここでは、外側の変色である表面の色素沈着に触れます。
・タバコのヤニ
・食品のポリフェノール・・・ワイン、コーヒー、お茶、、カレー、チョコレート
ブルーベリー、ブドウなどの果物、大豆食品
(大豆以外は、あぁそうだろうなと思える品目です)
これらは、歯の表面にできているペリクルという膜に付着します。
ペリクルは食品の色素や歯垢が付く下地になってしまうという、残念な性質を持つのです
一方で、歯の表層からカルシウムやリンが抜けていく「脱灰」を抑制してくれる重要な役目を持ちます。
歯みがきをすると、ペリクルは落とせます。
しかし、数分でまたサラサラの歯の表面にペリクルができはじめます。
ペリクルは唾液からできているので、無くなることはないということになります。
よって、着色性の食事が多いほど、歯はくすんでいきやすいのです。
コーヒ、紅茶を1日に何杯も口にする私のような方は、本来の自分の歯よりも
暗い色をしているかもしれませんね。
コーヒーを飲んですぐに水でゆすいだりブラッシングすれば、ましかもしれませんが、
せっかくの味の余韻がなくなってしまいます・・・。
好きなものを食べたり飲んだりして楽しんだ結果、歯がくすんできたら
・ホワイトニングをする
・特別な歯みがきペーストを毎日使う
と良いでしょう。
また、定期健診の際歯周病があれば歯石を取る歯の清掃をしますので、その際多少は歯の着色も落ちるかもしれません。
(ヤニとりや着色とりは、病気ではないので保険診療の範疇ではありません)
いちょう通り歯科医院では、通常の定期健診のさい、気になっていたことのご相談も受けます。HPで大々的に宣伝はしていませんが、ホワイトニングもしております。
また、歯の着色を落としやすくする歯磨きペーストも、手軽で好評です。
気軽に、ご相談くださいね。